暗号通貨といえば、ビットコイン BTCをイメージする方も多いですが、最近ステーブルコインというものが注目されています。今回は、「USDC」と「USDT」についてご紹介します。
どちらも「1ドルに連動」するステーブルコインですが、信頼性や中身は全く違います。
取引前に知っておくべき5つのポイントをまとめました。
① 発行元の違い
- USDC:米Circle社(規制準拠に積極)
- USDT:Tether社(香港拠点、規制とは距離あり)
→ 信頼性ではUSDCに軍配。 ただ、流通量はUSDTが最大。
② 準備金の中身
- USDC:米国債90%、現金10% → 超保守的
- USDT:米国債70%、残りは金・ビットコイン・ローンなど
→ リスク資産含むのがUSDTの特徴。 安全性で差が出ます。
③ 透明性と報告頻度
- USDC:毎日公開、BlackRockが管理、SEC登録ファンド経由
- USDT:四半期ごとにBDO Italiaが確認。詳細はやや不透明
→ 「信頼できる裏付け」を重視するならUSDCが無難。
④ 市場での用途
- USDC:DeFiや米国中心の取引所で多用
- USDT:グローバル(特にアジア)での取引ボリューム大
→ 流通量と利便性はUSDT、 でもリスク管理するならUSDC。
⑤ 崩壊リスクは?
過去にはUSTなど、仕組みが崩れて1ドル割れ→暴落した例も。
USDC・USDTはどちらも「準備金型」で安全性は高めだが、 中身が完全に違うので、ちゃんと見て選ぶべき。
まとめ
- 安全重視→ USDC
- 流通量・利便性→ USDT
→ どちらを使うかは「あなたの使い方次第」 特にDeFiや大口保有時は、準備金の中身までチェックして!
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