えっ、指を鳴らすと関節が壊れるって?それ、ちょっと都市伝説かも。
「パキッ」という音の正体、実は科学的にかなり解明されてきています。
この記事では、あのクセになる音の本当の正体をユーモアたっぷりに解説します!
ざっくり3行まとめ
- 指を鳴らす音は「関節内の気泡がはじける音」だった!
- 骨がぶつかっているわけではないので、基本的に無害。
- ただし、やりすぎは関節や靭帯に悪影響を与える可能性も。
関節が鳴るのはなぜ?
パキッの正体は「キャビテーション」
関節内には滑液(かつえき)と呼ばれる潤滑液があり、指を引っ張ると関節が広がり、圧力が下がります。
そのとき気体が溶けきれずに「気泡」ができ、それがはじける瞬間に「パキッ」という音が発生!
これは「キャビテーション」と呼ばれる現象で、潜水艦のプロペラでも似た音が出るんです。
映像で確認!MRIでも見える「泡」
2015年、カナダの研究者がMRIで関節を鳴らす様子を観察。
その結果、音が鳴る瞬間に気泡が現れることが確認され、長年の議論に決着がつきました。
泡がつぶれるというより、「泡ができる瞬間」に音が出るという説も強まっています。
骨がぶつかってるわけじゃない
「関節がこすれて音が出る」と誤解されがちですが、それは老化や疾患によるもの。
健康な関節でパキパキ鳴るのは、泡の発生による無害な現象です。
ただし、痛みを伴う場合は病気のサインかも。
明日使える豆知識
指を鳴らす音は、関節内の泡がはじける「キャビテーション音」。
音が鳴っても、関節が壊れているわけじゃないので安心を!
でも、くせになってやりすぎるのはほどほどに。
参考文献
- Kawchuk, G. N., et al. (2015). Real-Time Visualization of Joint Cavitation. PLOS ONE. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0119470
- Unsworth, A., Dowson, D., & Wright, V. (1971). Cracking joints. A bioengineering study of cavitation in the metacarpophalangeal joint. Annals of the Rheumatic Diseases, 30(4), 348–358.
- WebMD – Why Your Joints Crack https://www.webmd.com/osteoarthritis/joint-cracking-osteoarthritis#1-1
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