寒いと鳥肌が立つのは、なぜ?「体がびっくりしてるだけ」と思いきや、実はそれ、我々が“モフモフ”だった頃の名残りなんです。今回は、自律神経の暴走劇と進化の名残が織りなす「鳥肌」ミステリーを解き明かします。ちょっとした雑学トークのネタにもぴったり!
ざっくり3行まとめ
- 鳥肌は、体毛を立たせて体温を逃がさないようにする生理現象の名残り。
- 自律神経の働きで、寒さや感情の刺激によって筋肉が毛根を引っ張っている。
- 人類の進化とともに体毛は薄くなったが、反応だけは残っている。
鳥肌って何が起きてるの?
小さな筋肉が毛を引っぱる!
鳥肌は「立毛筋(りつもうきん)」という筋肉が収縮することで発生します。これは毛根の部分にある小さな筋肉で、寒さや驚きなどの刺激を受けて自律神経が信号を送り、ピクッと動くのです。
実は保温のためだった
もともとは全身に毛が生えていた時代、毛が逆立つことで体の表面に空気の層ができ、冷気から体を守る保温効果がありました。猫やハリネズミが逆立つのも同じ理由です。
今は「リアクション」だけが残った
進化の過程で人類は衣服を使うようになり、毛が必要なくなって薄くなりました。でも、立毛筋の反応だけは“遺産”として今も働き続けているのです。
明日使える豆知識
鳥肌は「立毛筋」の働きによる原始的な保温機能の名残り。つまり、私たちがモフモフだった頃の自己防衛リアクションなんです!
参考文献
- Jessica Lau HSCRB Communications Getting to the bottom of goosebumps
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