夏バテで食欲が落ちるのは「消化器と自律神経」が疲れてるから

食欲夏バテ 人体

夏バテで食欲が落ちるのは「消化器と自律神経」が疲れてるから

「冷やし中華、始めたけど…食欲がない!」──そんな経験、ありませんか?夏になると、なんとなく食べたくない、胃が重い…。実はこれ、「気のせい」ではなく、あなたの消化器官と自律神経がSOSを出している状態なんです。
今回は、夏バテによる食欲不振のメカニズムを科学的に分かりやすく解説します!


ざっくり3行まとめ

  • 暑さによる体温調整で、体のエネルギーが消耗している
  • 消化器官の働きが低下し、胃腸が「休ませて」とサインを出す
  • 自律神経が乱れると、食欲に関わるホルモンのバランスが崩れる

「体温を下げる」に全エネルギー集中?

夏の体は常にクールダウン中

気温が高くなると、私たちの体は汗をかいたり血流を増やしたりして、体温を一定に保とうとします。これはかなりエネルギーを使う作業。つまり、夏は知らず知らずのうちに「体温調節」にリソースを割かれ、胃腸や脳への血流が減ってしまうのです。


冷たいものが胃に追い打ちをかける

「冷やしすぎ」で消化機能がダウン

冷たい飲み物やアイスの摂りすぎは、胃腸の温度を下げ、消化酵素の働きを鈍らせます。これにより「なんとなくお腹が重い」「胃がムカムカする」と感じやすくなり、結果的に「食欲がない」状態へ。

実際、内臓の働きは37度前後が最も活発。夏の「冷え」は内臓のパフォーマンスを地味に奪っているのです。


自律神経の乱れが食欲にブレーキ

「交感神経優位」で食欲ストップ?

夏の暑さや寝苦しさは、自律神経のバランスを崩します。特に、交感神経が過剰に優位になると、食欲に関わるホルモン「グレリン」の分泌が減少し、逆に満腹ホルモン「レプチン」が増加。
その結果、「お腹が空かない」「食べたくない」という状態に…。


明日使える豆知識

夏バテによる食欲不振は、「冷え」と「自律神経の疲れ」が原因。温かいスープやおかゆで内臓を労わるだけで、胃腸も少し元気を取り戻します!


参考文献

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