本当は無限グラデなのに7で止まった歴史のワケ
1分でわかる結論
- 🌈 虹は物理的には 連続した波長のグラデーション。色数は区切り方次第。
- 🧑🔬 アイザック・ニュートン が「光は7色」説を提案(17世紀)。理由は 音階が7音 で縁起がいいから⁉︎
- 🎨 国や文化で色の数はバラバラ:ドイツは6色、ロシアは4色、アフリカ少数部族は2色なんて例も。
1. 虹の“物理”は連続スペクトル
- 太陽光が雨粒で 屈折 → 反射 → 再屈折。
- 波長 400 nm(紫)〜700 nm(赤)が連続的に並ぶだけで 区切り線はない。
2. 7色を決めたのはニュートン
年 | 出来事 |
---|---|
1666 | プリズム実験で光が分かれることを発見 |
1672 | Royal Society で「光は7色」講演。色名は 赤橙黄緑青藍紫 |
裏話 | ニュートンは錬金術好き。音階(ドレミ)や惑星数と揃えた説が有力 |
3. 実は国ごとにバラバラ
国・文化 | 虹の色数 | 例の色名 |
---|---|---|
ドイツ | 6 色 | 赤橙黄緑青紫(藍を除外) |
旧ソ連教育 | 7 色だが「藍・青」を別単語で区別 | |
アフリカン・ヘレロ族 | 2 色 | “明るい” “暗い” |
日本 | 明治前まで5色(赤黄緑青紫)“藍”は後付け |
4. どう見ても “7色” に見えない実験
- 画像編集ソフトで虹写真のパレットを抽出 → 30以上の微妙な色区分
- 人間の視細胞は連続波長を“カテゴリ”に割り当てるため、区切りは文化依存。
5. 豆知識:レインボーフラッグは6色
- LGBTQ+ フラッグは 赤橙黄緑青紫 の6色。
- 1978 年の初版は8色だったが、染料コストで6色に減らされた歴史がある。
まとめ
- 虹はスペクトル→色は 本来無限。
- 「7色」は ニュートンの“語呂合わせ” が世界標準になっただけ!
- 色の数え方は文化で違う。虹を見たら “自分だけの色数” を楽しもう。
コメント