“宇宙最大の粘土ボール” 理論を1分で理解!
ざっくり3行まとめ
- 🌍 惑星サイズになると 自分の重力 が粘土を押しつぶすように 球形(ほぼ) に整形。
- 💨 自転で少しだけ赤道がふくらむ → 真球ではなく わずかに “たまご型”(扁平率 0.3 %)。
- 🗻 山や海溝は ±0.1 %のデコボコ。スケールで言うと地球を30 cm球に縮めれば富士山は紙1枚!
1. “丸くする力” と “固まる力” の綱引き
力 | ざっくり説明 | どっちが強い? |
---|---|---|
重力 | 中心へ押し込む | 半径1000 km超で圧勝 |
岩石の硬さ | 山を支える柱 | 小惑星サイズなら勝つ |
直径 600 km 以下の天体(ケレス以前)は いびつ な形が多い。
2. 自転で少し太る「赤道腹」🍩
- 地球の赤道半径:6,378 km
- 極半径:6,357 km → 約 21 km 差
- 自転が速い惑星ほど扁平。土星は1割も“つぶれて”いる!
3. 山や谷はどれだけ凹凸?📏
- エベレスト 8.8 km / マリアナ海溝 −11 km
- 地球全体の直径に対し上下 ±0.1 % の揺らぎしかない。
- 30 cm地球モデルだと 富士山は0.2 mm、指のささくれ以下。
4. もし地球が四角だったら…?
- 重力が頂点に集中 → 大気も海も すべて中心へ集まる
- 角は真空と氷の荒野、中心部は超高圧海!
- 生命はおそらく存在不可 → “丸さ” は生命の前提。
まとめ
- 地球が丸いのは 重力 vs 岩石 の軍配が重力に上がったから。
- とはいえ完全な球ではなく、自転と地形で微妙なたまご形。
- 次に地球儀を見たら、山も海も“紙の厚さ” だと思うとスケールの凄さが実感できる!
参考リンク
- https://spaceplace.nasa.gov/planets-round/
Why Are Planets Round? – NASA Space Place - https://www.nature.com/articles/nature03938.pdf
Differentiation of the asteroid Ceres as revealed by its shape – Nature 437, 224-226 (2005) - https://nssdc.gsfc.nasa.gov/planetary/factsheet/earthfact.html
Earth Fact Sheet – NASA Goddard Space Flight Center
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